たるみ 悩み

鏡を見たときや写真を撮ったときなど、ふとした瞬間に気になるのが「顔のたるみ」です。

たるみは加齢とともに自然にできるもの。しかしスキンケアの方法や生活習慣もたるみの原因と考えられています。

顔のたるみを放置すると、さらに症状が悪化する可能性もあります。たるみが気になってきたのなら、早めの対処が必要です。

今回は、顔にたるみができる原因とケアの方法を紹介します。自宅でできるセルフケアも紹介しますので、すぐにたるみケアを始められます。

顔のたるみの原因とは?

顔のたるみと言っても原因は様々なものがあります。

  1. 加齢に伴い皮膚の中にあるコラーゲン、エラスチン、繊維芽細胞などの力が弱まり皮膚全体の弾力が低下し、皮膚全体がたるむこと。
  2. 皮膚全体を支えている筋肉や骨が痩せることによって皮膚のたるみが起こること。
  3. 紫外線によるダメージでたるみが起こることもあります。

まずはたるみの原因を知り、その対策を考えることが大切です。

皮膚の中の弾力性の低下によるたるみ

皮膚の中にはヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、繊維芽細胞など、肌の弾力を保つ働きをする物質が存在しています。

赤ちゃんや子どもの肌にハリや弾力が強いのは、上記の物質の結合力が強いためですが、20歳をピークに結合力は少しづつ弱くなっていくため、肌のハリの低下やたるみが気になるようになります。

それぞれの詳細な機能は以下の通りです。

  • コラーゲン:人体を構成するタンパク質の約30%を占める成分で、その40%が皮膚に存在します※。皮膚の隙間を埋める役割をしています。
  • エラスチン:コラーゲンを結合させる作用をもつタンパク質の一種です。皮膚の弾力を作る働きがあります。
  • ヒアルロン酸:多糖類の一種で、水分を保持する役割を果たす成分です。皮膚や関節、眼球に多く存在します。

※参照e-ヘルスネット|コラーゲン

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった皮膚の隙間を埋める成分が不足すると、皮膚がゆるみます。ゆるんだ皮膚は重力によって垂れ下がるため、顔にたるみが生じるのです。

こういった状態の肌を改善させるためには、高周波や超音波などを使った機械で真皮内に熱エネルギーを与えてあげることです。

真皮内に一定の熱エネルギーを与えてあげると、真皮内の活動力が弱まっていたコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン、繊維芽細胞の働きを活性化することができ、肌のハリや、弾力性の向上、顔全体の引き締め、たるみの改善をすることができます。

当院のおすすめ治療
  • ポラリス:高周波の熱エネルギーで肌の弾力UP、引き締めが期待できます。
    1か月に1回程度で最低5回行うことで効果が高まります。
  • ハイフ(HIFU):超音波の熱エネルギーで、皮膚の引き締めを行います。
  • サーマクール:強い高周波のエネルギーで、皮膚の広範囲を引き締めます。
    1回の施術で半年~1年の引き上がり、引き締まり効果が期待できます。

筋肉や骨の衰え

加齢に伴い変化が起こるのは皮膚だけではなく、皮膚を支えている筋肉や骨、脂肪にも加齢とともに痩せてくる現象は生じています。

皮膚全体を支えている筋肉や骨のボリュームが低下することで、皮膚全体を支えとなっているものが減少してしまうため、皮膚の形状が崩れた結果、影ができ、しわやたるみが生じていきます。

主にほうれい線は、深いしわが刻まれたわけではなく、頬全体にある筋肉や骨が減少することによって重力により皮下脂肪が垂れ下がりほうれい線となると言われています。

こういった状態を改善するためには、ヒアルロン酸を使用して、ボリュームロスしている部分を補うようにヒアルロン酸を注入してあげることで、たるみを改善することができます。

ヒアルロン酸注入は怖いと感じる方もいらっしゃると思いますが、人間の皮膚の中にはもともとヒアルロン酸は存在するものであり、美容の治療でヒアルロン酸を注入しても肌が異物として認識することはめったにありません。

また、もともと体内に存在する物質であるため、体内のヒアルロン酸と同じ働きをしてくれて、その後年単位ではありますが徐々に吸収されていきますので安心です。

また、当院で使用しているヒアルロン酸製剤は日本の厚生労働省の認可されたヒアルロン酸製剤を使用しておりますので、ご安心ください。

当院のおすすめ治療
  • ヒアルロン酸注入:お顔全体の適切な部位やしわ部分に注入したりします。

※たるみの状態は人それぞれ違うものなので、医師の診察をさせていただいた後に、お客様の状態に応じた注入方法を提案させていただきます。

皮下脂肪の影響

加齢に伴って基礎代謝が急激に下がってしまうと、身体全体に皮下脂肪がつきやすくなります。特に顔の輪郭周辺には皮下脂肪がつきやすく、コラーゲンの減少や筋委縮などによってついた脂肪が重力によって垂れ下がると、お顔のたるみとなります。
いわゆる、ほうれい線、マリオネットライン、ゴルゴじわ、首のたるみなどが起こります。

また瞼がたるんで重い方や目の下にクマのようにたるみが付いている方も、脂肪の影響があげられます。

運動不足や食べ過ぎによって脂肪が増えすぎるとたるみに繋がりますので、無理のない範囲で運動や食生活の見直しをすることも大切です。

紫外線もたるみの原因

紫外線は、シミができるとお思いの方も多いですが、たるみの原因にもなります。

紫外線にはUVA波、UVB波の2つの波長が存在しています。

UVB波は一般的に言うシミの原因、肌が焼ける原因のUV波なのですが、UVA波は、皮膚の中を通り超えて真皮まで到達し、真皮内のコラーゲン、エラスチン、繊維芽細胞にダメージを与えていきます。

UVA波により皮膚の内側の真皮にダメージが加わり続けると、真皮内のコラーゲン、エラスチン、繊維芽細胞がダメージを受けてしまい、肌の弾力の低下、たるみにつながってしまいます。

今日は曇りだから大丈夫と思ってしまう日もあるかもしれませんが、しっかりと紫外線対策をしていく必要があります。

日焼け止めの見方
  • SPF・・・主にUVB波をカットする。SPF15~50までの表記のものが多い。何も塗らない状態と比べて、UVB波をどのくらいの時間予防できるか、という意味。数値が大きい方が防御する効果が高いと言われています。
  • PA・・・主にUVA波をカットする。+~++++まで4段階ある。

※当院では、日焼け止め(SPF50、PA+++++)、飲む日焼け止めを取り扱っています。

表情筋の衰え

顔のたるみは、加齢によって表情筋が衰えることが原因で起こります。

そもそも表情筋とは、顔の動きを制御する骨格筋で、顔面筋とも呼ばれます。たるみに関係する表情筋は、眼輪筋(がんりんきん)や頬筋(きょうきん)、口輪筋(こうりんきん)です。それぞれが制御する顔の部位と役割を説明します。

  • 眼輪筋:目の周囲にある表情筋で、まぶたの開閉を行います。眼輪筋が衰えるとまぶたのたるみにつながります。
  • 頬筋:頬から口角を制御する表情筋です。口角を上げるために働き、衰えると口角が下がって見えます。
  • 口輪筋:口の周囲にある表情筋で、口の形を作るときに使います。口輪筋が衰えは口元がたるむ原因です。

加齢によって表情筋が衰える原因はまだ明確にわかっていませんが、近年少しずつ解明されてきています。眼輪筋が衰えるのは、加齢によってIGF-1と呼ばれる成長ホルモンが減少することが原因と考えられています。

血行不良

食生活の乱れ(水分や塩分、アルコールなどを過剰摂取)や運動不足、睡眠不足が続くと、血行不良になります。
血行不良やリンパの流れが悪くなると、水分や老廃物がうまく排出されずむくみの原因に。
また、女性は生理前の時期にホルモンの影響で身体が水分や栄養をため込もうとするため、むくみやすくります。

その結果、代謝が落ち脂肪がつきやすくなりたるみに繋がります。

不規則な生活習慣で肌のターンオーバーが乱れると、たるみの原因になるだけでなく、肌荒れを起こしたりしわが目立つようになったりなど、様々な肌トラブルを起こしやすくなります。

喫煙

タバコには、ニコチン・タール・一酸化炭素の三大有害物質などが含まれています。
タバコを吸うとニコチンのもつ毛細血管を収縮させる働きによって、血管が細くなり一酸化炭素と結びついて酸素不足で淀んだ状態になるため、栄養が行きわたらなくなります。

栄養が十分に行きわたらなくなると、肌の再生力が弱まり、くすみや吹き出物ができるなどの肌トラブルを引き起こすだけでなく、血行自体も悪くなってしまいます。

またタバコを吸うと、体内で活性酸素が大量に増えます。活性酸素は肌のハリや弾力の元になるコラーゲンを破壊するため、慢性的に喫煙をしていると肌のコラーゲンが減少し、たるみが生じやすくなります。

活性酸素はたるみだけでなく、シミやくすみの原因となるメラニンを増加させてしまうことでも知られています。

フェイスラインがすっきりしないデメリット

太って見える

まずフェイスラインがたるんでくると、太った印象を与えてしまいます。

頬やあごに慢性的なむくみや脂肪が溜めこまれると、お顔の輪郭がぼやけて二重あごや下ぶくれの輪郭になります。お顔に脂肪がついているとお身体にも脂肪が全体的についているように見えてしまい、実際に体重は変わっていなくても太ったように見えることも。

顔が大きく見える

フェイスラインのたるみは、皮膚全体を支えている筋肉や表情筋の低下が主な原因です。

筋肉が緩んでくると、皮膚が垂れ下がり脂肪が下にさがってきます。お肌のハリや弾力の低下も加わり、お顔と首の境目が曖昧になったり、顔が大きく見えることがあります。

お顔が大きな印象を与えると、全身のバランスも悪く見えてしまうため、スタイルが悪く見えてしまう原因に。

老け顔・疲れ顔に見える

お顔のたるみは見た目年齢を大きく左右する要因のひとつです。
頬がたるんでくると輪郭がぼやけ、お顔の重心が下にさがり、引き締まったシャープな印象から遠くなってしまいます。
さらにたるみが深くなると、ほうれい線やマリオネットラインが目立つようになり、実年齢よりも上に見られてしまう可能性も。

また、お肌のハリや弾力が低下し皮膚も緩んで垂れ下がってくることで、げっそりとした疲れ顔の印象を与えてしまう原因に。

比較的に若い頃は、瑞々しく弾けるような肌弾力と引き締まった輪郭をしています。
お顔・フェイスラインがたるんでしまうと、元気はつらつとした印象とは真逆の、老け顔・疲れ顔に見えてしまうでしょう。

不機嫌そうに見える

お顔のたるみが進行すると、頬やフェイスラインだけでなく、口角も下がってきます。
口角が下がる=への字口になり、不機嫌な印象を与えてしまうことでしょう。

ご自身では不機嫌なつもりは無くても、近づきにくかったり声を掛けにくいと思われたりなど、日常生活でマイナス面が出てしまう可能性も。

怒っていないのに周りの人から「怒っている?」と聞かれることがある方は、要注意です。

たるみのできやすい部位

お顔の中でもたるみやすい部位は以下です。

  • 目元のたるみ(上まぶた、下まぶた)・・・目の周りは皮膚が薄いうえに、長時間のPCやスマホなどで酷使することが多く、たるみが発生しやすい部位です。
  • 頬のたるみ・・・頬がたるむと、小鼻から口角にかけて向かって走る「ほうれい線」が表れます。
  • 口元のたるみ・・・口角など口元がたるむと、口角から顎にかけて垂直に「マリオネットライン」が現れます。
  • フェイスライン・・・頬や顎にかけてフェイスラインが全体的にたるむと、「なんとなく輪郭がぼやけてきた」「顔が大きくなった気がする」感じ始めることが多いです。

たるみのできやすい部位

私のたるみは大丈夫?たるみ度セルフチェック

毎日鏡で顔を見ていると、案外顔の変化に気がつかないものです。

「もしかして顔がたるんできたかも?」と思ったら、下のたるみ度セルフチェックをしてみましょう。

顔全体のチェック

  • 毛穴が縦長に広がっている
  • ファンデーションがよれやすい
  • 顎の下の肉がつまめる

目元のチェック

  • 涙袋の下に膨らみがある
  • 眉を動かさずに目を開けたとき以前よりも黒目が多く隠れてしまっている

頬・口元のチェック

  • 頬のほうれい線が目立っている
  • 口を閉じたときに口角が下がっている

どれか1つでも当てはまったら、顔がたるんでいる可能性があります。
セルフチェックに当てはまらなかった場合も、手鏡を持って下を向いてみてください。下を向いたときの顔が前を向いたときと大きく異なる場合は、たるみが原因かもしれません。

次項で紹介するセルフケアを試し、気になるようなら美容皮膚科に相談しましょう。

顔のたるみの予防方法

たるみ度セルフチェックで気になる項目があったら、まずはここで紹介する自宅でできるたるみケアを試してみましょう。

たるみの原因別におすすめのたるみケアをご紹介します。

表情筋エクササイズ

表情筋の衰えがたるみの原因なら、顔のエクササイズがおすすめです。表情筋は加齢だけでなく、血行が悪くなることでも衰えます。エクササイズは顔の血行をよくして、肌へコラーゲンやエラスチンなどの栄養素の運搬を促進します。

目の周囲にある眼輪筋を使うエクササイズの手順は、以下の通りです。

  1. 軽く目を閉じる
  2. おでこや眉間にシワができないように最初よりも強く目を閉じる
  3. 5秒程度目を閉じたままにする

ポイントは目を閉じたときに、おでこや眉間にシワができないようにすることです。おでこや眉間にシワができた状態は眼輪筋ではなく、でこの筋肉を使っている可能性があります。目の周囲の表情筋を鍛えるには、おでこではなく眼輪筋を動かしましょう。

次に、口周りのたるみケアとして口輪筋のエクササイズを紹介します。

  1. 舌を歯茎と歯の間に入れる
  2. 歯列をなぞるように、時計回りに大きく舌を回す
  3. 30回繰り返す
  4. 反対まわりも同様に30回繰り返す

紫外線対策

日ごろからできる顔のたるみ対策として、紫外線対策も欠かせません。

環境汚染によるオゾン層の破壊により、年々紫外線は強くなってきています。気象庁が発表している紫外線の強さを指標にしたUVインデックスは、過去15年で20208月が最高値を記録しました(月平均値)。※

紫外線は例年4月ごろから上昇し、8月ごろピークを迎えます。意外と春先の紫外線も強いため、4月ごろから紫外線対策をしておくとよいでしょう。

※参照気象庁|日最大UVインデックス(観測値)の月平均値の数値データ表

紫外線対策に使う日焼け止めクリームの強さには、SPFPA2つの指標があるため、選ぶときに迷うかもしれません。

紫外線は、波長の違いでUV-AUV-Bに区別されます。
たるみの原因となるのはUV-Aで、UV-Aを防ぐ指標はPAです。「+」~「++++」の4段階で表示され、+が多いほどUV-Aの防御効果が高いことを示しています。

たるみケアとして紫外線対策をするときは、PA+++~PA++++の日焼け止めクリームを選ぶのがおすすめです。

生活習慣の見直し

たるみのためだけでなく美容と健康のためには、睡眠不足や食生活の乱れ、過度の飲酒、喫煙などは避けたほうが良いでしょう。

特に肌の生まれ変わりであるターンオーバーを正常に保つためには、質の良い睡眠が必要不可欠です。寝ている間の肌再生力を最大限に高めるために、寝る前にリラックスタイムを設けるのも一つの手ではないでしょうか。

また、タンパク質や、コラーゲン生成や新陳代謝を促進するビタミン・ミネラルなどが不足すると肌の新陳代謝が滞り、肌荒れを起こしたりします。これらに加え、抗酸化作用の高いビタミンA・C・Eやポリフェノール類を積極的に採るなど、バランスの取れた食生活が理想です。

乾燥対策・保湿ケア

肌の弾力をキープするには、肌の保湿力をアップすることも大切です。たるみ予防のためだけでなく肌ケアの基本となる保湿ケアは毎日欠かさず行うことをおすすめします。なるべく乾燥をしないように、たっぷり保湿することを心掛けましょう。

乾燥しやすい方は保湿剤やクリームなどを小まめに塗っておくことも有効です。

ご自身で取り入れるホームケアとして一番取り入れやすいものだと思いますので、是非しっかり保湿することを心掛けてください。

姿勢の改善

実は姿勢の悪さもたるみと関係があります。

特に現代では、スマホを見る時どうしても下を向いてしまう、という方は多いのではないでしょうか。
最近では「スマホたるみ」といって、スマホを長時間利用している方の顔が急激にたるんでしまう、といった症状をよく聞きます。

顔の下半分は重力によって皮膚が下がりやすい傾向があり、猫背になると顔も下を向いていしまうので、より皮膚が下に引っ張られて口角が下がりやすくなります。スマホを見る時も同様で、口角が下がる原因になるので、注意が必要です。

スマホを見る時だけでなく、最近猫背気味な方も、日頃から正しい姿勢を保つよう意識することが大切です。

たるみに有効なエルクリニックの治療・施術

自宅でできるたるみケアは、すでにできてしまった顔のたるみを消すのは難しいでしょう。顔のたるみを改善したいなら、美容皮膚科で治療を受けるのがおすすめです。

ここでは、当院で受けられる顔のたるみ治療を6つ紹介します。

ハイフ(HIFU)ハイソニックPremium

ハイフ(HIFU)とは高密度焦点式超音波の略で、皮膚の奥にある筋肉を覆う筋膜層(SMAS)に超音波を照射してリフトアップする治療法です。
メスで切開を伴わず照射のみで施術が終わるので、手軽に受けられるリフトアップ治療「切らずにリフトアップとして高い人気を得ています。

エルクリニックのハイフ(HIFUハイソニックPremium では、ハイフ(HIFU)ハイソニックを用いてリフトアップをした後、3種類の保湿施術を行って肌を保湿します。

  1. STEP1  スーパーセル幹細胞噴霧
  2. STEP2  バイオセルロースマスク
  3. STEP3  ウルトラID塗布
  4. 合計施術価格 18,700円(税込)

そのほかにお手軽に受けられるハイフ(HIFU)ソニックライト(フェイスラインのみ)、ハイフ(HIFU)ソニックシャワーなども用意しています。
目的・部位によって1.5mm、3.0mm、4.5mmのカートリッジを使い分けし、真皮層や筋膜層(SMAS層)へ効果的にアプローチします。

 

VOVリフト

PCL(ポリカプロラクトン)素材でできた新しいフェイスリフティング用の糸を使用したたるみ治療で、いわゆる「切らないフェイスリフト」。

通常のフェイスリフトのような外科的な手術でなく、溶ける糸「VOVリフト」をおでこやこめかみなどの髪の毛の生え際から皮下組織に挿入し、たるんだ皮膚を持ち上げることで、顔や首のもたつき・たるみを改善します。

挿入する糸は安全性が高く、体内に入ってから皮下組織に刺激を与え続けるので、コラーゲン生成を促進し続け、優れたリフトアップ効果をもたらします。
また、挿入された糸は徐々に吸収されていきますが、吸収に時間がかかる(約24~36ヶ月)ため、他の糸より効果が長期間持続するのが特徴です。

糸の素材が柔軟性に優れしなやかなので、顔の動きにフィットしやすく、違和感の少ないナチュラルな仕上がりが期待できます。

 

サーマクールCPT

高周波RF(ラジオ波)の力を使用して、肌の奥深くまで熱エネルギーを加え、お顔全体の引き締めを目指します。

高周波RF(ラジオ波)が照射されると、電子が皮下を移動する際に摩擦熱を起こす性質があります。この電気エネルギーは色素の影響を受けないので、肌の奥深くまで届きます。

届いた熱により、コラーゲン線維がタンパク変性し一旦収縮、即時的な引き締めがおこります。その収縮したコラーゲン線維を修復する過程(創傷効果)によって、大量のコラーゲンが生成され活性化します。
この働きによって、施術前よりもコラーゲンが増えお肌のハリや保水力がUPする美肌効果と、「縦・横・奥行の3次元的」な強力な引き締め効果が期待できます。

また、施術中の熱感を緩和させる独自のクーリングシステムが搭載されていますので、熱さ・痛みが大幅に緩和され、麻酔の必要もなくなりました。施術後はすぐにメイクをしてお帰り頂けます。

https://elcli.com/sinryo/recommended-tarumi/themacool

 

RFタイトニング(ヴィーナスヴェルサ)※銀座院のみ

ヴィーナスヴェルサという複合美容機器を使用して、お顔のたるみをタイトニングする治療です。
世界特許技術を取得したマルチポーラ式RF(ラジオ波)とPMF(パルス磁場)のコンビネーション治療であるMP2という技術を使って行います。

PMF(パルス磁場)が成長因子を活性化させることで、コラーゲンの生成、血管新生が促進され、瑞々しく若々しいお肌へ導きます。
またRF(ラジオ波)は、カラダの深部から高速で体温を上昇させることができるので、リンパの流れや血流が改善され、自然な脂肪燃焼が促進されます。それに加え、自然治癒力の向上、基礎代謝の促進も期待でき、肌のハリ感UPやタイトニングに効果的です。

即効性が高く、治療直後から肌のハリ感のよみがえりやタイトニング効果を得られますので、特別なイベントや予定に合わせて計画的に行うのがおすすめです。

痛みは極めて少なく、ホットストーンを当てているような感覚です。ダウンタイムもほとんどありません。

 

ポラリス

ポラリスは、ダイオードレーザーと高周波(RF)を用いてお肌の引き締め、リフトアップする治療法です。
ダイオードレーザーと高周波(RF)の組み合わせにより、エネルギーを真皮層へピンポイントに届けます。そして真皮層を刺激し引き締めることで、コラーゲン生成が促進され、ハリ感のあるお肌へと導きます。

お顔全体の小じわやたるみ、目まわりの小じわ、たるみ、目の下のクマが気になっている方に適しています。

またポラリスは表皮を冷却しながら真皮層を加熱できるため、お肌へのダメージが抑えられ痛みもほとんどありません。痛みに敏感な方、苦手な方でも受けていただけます。

同じ高周波を使用したサーマクールCPTと比較すると、1回の持続力は低くなるものの、痛みが少なく即効性に優れ、照射直後からお肌のハリ感やお顔全体の引き締まりを体感しやすい治療です。
当院では1回5クールの治療を推奨しています。

 

ヒアルロン酸注入

筋肉、骨、脂肪のボリュームロスにより皮膚のたるみが出ている状態には、ヒアルロン酸を注入し、ボリュームを付け加えてあげると全体的なシルエットを整えることができます。

また、たるみによってできてしまった目立つしわ(ほうれい線、マリオネットラインなど)に直接注入すると、溝が目立たなくなり、ふっくらとして若々しい印象になります。

当院で採用しているヒアルロン酸は『ジュビダームビスタ』HYLACROS(ハイラクロス)シリーズで、日本で初めて厚生労働省の承認を得た製剤のみです。
安全性に加え、デザインもイメージ通りの自然な仕上がりが期待でき、分解されにくい構造のため持続期間が12ヶ月~24ヶ月程度と長いのが特徴です。
痛みに関しても、ヒアルロン酸自体に麻酔が配合されているので緩和されます。

当院では、お一人お一人それぞれのお悩みに沿ったヒアルロン酸の種類と最適な注入をご提案いたします。
まずはカウンセリングにお越しいただき、気になる部分やなりたいデザインをご相談ください。

たるみ治療・施術の一覧・比較表

おすすめ部位 持続期間 即効性 痛み ダウンタイム 麻酔 施術時間
ハイフ フェイスライン、二重あご、ほうれい線、マリオネットライン、目元のたるみ 約3~6ヶ月 施術直後 部位によってチクチクとした痛みや筋肉痛のような痛みが出ることがあります。 まれに赤みや腫れが生じる場合があります。 必要なし 30分
VOVリフト ほうれい線、マリオネットライン、顔や首のたるみ・もたつき 約24~36ヶ月 施術直後 皮膚に挿入する際に痛みを伴うことがあります。 当日~2日は麻酔の影響で、顔の動きが鈍くなったり腫れがでますが、時間の経過とともに消失します。 注射麻酔 60分
サーマクールCPT お顔全体のたるみ、あご下、頬、口角、フェイスライン 約6~12ヶ月 施術直後から3ヶ月後あたりまでじわじわと上がります。 ほとんどありません。 治療直後より、熱感、発赤が出ることがあります。 ご希望により麻酔クリームが使用できます。 60分
RFタイトニング 小じわ、ハリ・キメ、ほうれい線、フェイスライン、二重あご 治療回数を重ねることによって長期的に。 施術直後 ホットストーンをあてているような感覚です。 まれに赤みや腫れが生じる場合がありますが通常は2~3日で引きます。 必要なし 30分
ポラリス 小じわ、ハリ・弾力、たるみ、毛穴の開き、ニキビ跡 約3~6ヶ月 施術直後 ほとんどありません。 部分的に、熱の作用で赤くなることがあります。 必要なし 45分
ヒアルロン酸注入 しわ、ほうれい線、マリオネットライン、目尻、額、眉間、 約12~24ヶ月 施術直後 薬剤に麻酔が配合されているので、痛みはかなり抑えられます。 内出血を伴う場合があります。 ご希望により麻酔テープが使用できます。 60分

たるみ治療の流れ

  1. 予約
    初めての方はWEB予約、既存の患者様はお電話からご予約ください。
    ※初めての方でご予約をお急ぎの方はお電話でも承れます。
  2. ご来院
  3. 洗顔
  4. 診察
    ドクターによるカウンセリングを行います。
    症状を拝見し、最適な治療プランをご提案いたします。気になることは何でもお気軽にご相談ください。
  5. 治療
    治療内容とご料金にご納得いただけましたら、さっそく治療です。
    ※治療は後日でも可能です。
  6. 終了
    お疲れさまでした。メイクしてお帰り頂けます。

顔のたるみに関するよくある質問

色んなたるみ治療がありますが、どの治療が一番効果がありますか?
たるみと言っても症状は人によって様々です。これが一番、というものではなく、ご自身のたるみの原因、症状、なりたいイメージから治療を決めていくのがベストです。カウンセリングで詳しくお伺いし、医師と相談しながら納得のいく治療を決めてください。
他の治療と組み合わせて行えますか?
いくつかの治療を並行して行うことはよくあります。当院でも様々なご要望に合わせてセットメニューを複数ご用意しております。中には同時に行えないものもありますので、カウンセリング時にご要望をお聞かせください。
仕事が忙しく休みがとれません。ダウンタイムはどのくらいでしょうか。
治療によって様々ですが、当院には施術後からメイク可能なダウンタイムの少ない治療がいくつかあります。お客様のライフスタイルも考慮してご提案いたしますので、ご安心ください。
目の下のたるみが気になります。治療はできますか?
はい、目の周辺でもたるみ治療は可能です。当院でも目の周りに特化した治療を複数ご用意しておりますので、カウンセリング時にお申し出ください。

顔のたるみ治療はエルクリニックへ!

顔のたるみが起こるのは、次の原因が考えられます。

  • 皮膚の弾力低下
  • 筋肉、骨の減少
  • 皮下脂肪の増減
  • 紫外線

すぐにできる顔のたるみ予防ケアは、日焼け止めクリームによる紫外線対策や表情筋エクササイズですが、たるみが気になったら美容皮膚科でたるみに特化した治療を受けることがおすすめです。

まずはエルクリニックへご相談ください。症状に適した治療をご提案いたします。

お問い合わせはお電話にて承っております。

お問い合わせ

 

エルクリニックでは院長監修のもと当サイトを運営しております

このページは「医療広告ガイドライン」に基づいた客観的かつ正確な情報をお届けするため、院長監修のもと制作しております。

銀座エルクリニック院長 簡野晃次

日本医科大学医学部 卒業
銀座エルクリニック 院長
医療法人社団友輝会エルクリニック 理事長

エルクリニック医師 木山麻衣子

筑波大学医学群医学類 卒業
東京大学医学部附属病院 形成外科
埼玉医科大学総合医療センター 形成外科・美容外科
東名厚木病院 形成外科・美容外科
虎ノ門病院 形成外科

所属学会

  • 日本形成外科学会
  • 日本乳房オンコプラスティクサージェリー学会
  • 日本創傷外科学会

資格

  • 日本形成外科学会認定専門医
  • 乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師
  • アラガンジャパン ボトックス認定医
  • アラガンジャパン ジュビダームビスタ認定医

医師紹介ページはこちら

 

論文発表

年代 雑誌名 タイトル 著者
2011 『脱毛よさらば!―発見!新発毛メカニズム』 簡野晃次
2023 日本形成外科学会会誌 43 (2) 難治性下腿潰瘍の治療中に発症したメトロニダゾール誘発性脳症の2例 木山麻衣子

学会発表

年代 学会名 タイトル 発表者
2019 第62回 日本形成外科学会総会 「歩行障害と排尿障害を呈した外陰部巨大脂肪腫症の治療経験」第7回 日本乳房オンコプラスティック 木山麻衣子
2019 サージェリー学会 「乳頭乳輪再建後の新しい乳頭保護材の開発」 木山麻衣子
2020 第63回 日本形成外科学会総会 「Development of a new nipple guard after NAC reconstruction」 木山麻衣子
2020 第29回 日本形成外科学会基礎学術集会 「脂肪腫の解剖 脂肪腫は神経血管束周囲で発生する」 木山麻衣子
2020 第8回 日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会 「乳輪乳頭再建術後の新規乳頭保護剤の開発」 木山麻衣子
2021 第26回 形成外科手術手技学会 「新規乳頭保護剤Nipple Shapeの開発と使用経験」 木山麻衣子
2021 第64回 日本形成外科学会総会 「新規乳頭保護剤Nipple Shape 開発と使用経験」 木山麻衣子
2021 第65回 日本形成外科学会総会 「下肢難治性潰瘍の治療中に発症したメトロニダゾール脳症の2例」 木山麻衣子
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